前回、DevToysについて書いた直後に、v1.0.2.0で日本語化されたりしたので、変更点をメモ。
環境
DevToys v1.0.3.0。Microsoft Store経由でインストールした。
変更点
多言語対応
v1.0.2.0で日本語を含む多言語に、プラグインなどではなくネイティブで対応。v1.0.3.0で韓国語も追加されていた。
v1.0.2.0の時点では、新たに追加されたツールは翻訳されていなかったため、機能実装と翻訳にはタイムラグがあることもありそう。
v1.0.1.0時点で実装されていたカテゴリおよびツールのうち、英語と日本語で差異があるものは以下。
- Converters: 変換ツール
- Number Base: 基数
- Encoders / Decoders: エンコーダー / デコーダー
- JWT Decoder: JWT デコーダー
- Formatters: フォーマッター
- Generators: 生成ツール
- Hash: ハッシュ
- Lorem Ipsum: Lorem Ipsum (ダミーテキスト)
- Text: テキスト
- Graphic: グラフィック
「すべてのツール」やカテゴリ名をクリックした際のカード表示では、「ツール名 カテゴリ名」で表示される。例えば、 Json <> Yaml
であれば「Json <> Yaml 変換ツール」となっている。
日本ではあまりなじみのなさそうな、 Lorem Ipsum
にダミーテキストである旨明記されたのはわかりやすい。
色覚異常シミュレーション
では、「Protanopia simulation」、「Tritanopia simulation」、「Deuteranopia simulation」がそれぞれ「(P) 1 型 2 色覚」、「(T) 3 型 2 色覚」、「(D) 2 型 2 色覚」となっていた。
また、 PNG / JPEG 最適化
と 色覚異常シミュレーション
の順序が入れ替わった模様。
新ツール
GZip を利用した文字列の圧縮と展開
エンコーダー / デコーダー
に追加。v1.0.3.0時点では、左フレームだと GZip
となっている。
圧縮の場合、文字列をgzipで圧縮してからBase64変換する。展開ではその逆。
SQLフォーマッター、XMLフォーマッター
フォーマッター
に追加。そのままSQLとXMLのフォーマッター。
SQLフォーマッターでは、デフォルトの Standard SQL
以外に、MySQLやPostgreSQL、Amazon Redshiftなどを選択できる。
試してみたところ、SELECT句でのカンマ位置が行末だった。個人的には行頭につけたいが、変更はできない模様。
チェックサム
生成ツール
に追加。ファイルを指定して、そのファイルのチェックサムを表示、およびテキストとの比較ができる。地味に便利。
ハッシュアルゴリズムは、MD5, SHA1, SHA256, SHA384, SHA512が選択可能。
画像フォーマット変換
グラフィック
に追加。PNG, JPEG, BMPのいずれかを読み込み、同じくPNG, JPEG, BMPのいずれかに変換する。
PNG / JPEG最適化
と同様、フォルダ読み込みも可能。
ロスレス変換ということで、JPEGにしてもファイルサイズはそこそこ大きくなる。
Chocolatey対応
パッケージマネージャーとしては、v1.0.1.0の段階でWinGetに対応していたが、v1.0.3.0でChocolateyにも対応。
Microsoft Store経由でインストールすると、常に最新版になるため、バージョン指定してインストールしたい場合はChocolateyを使うのもよさそう。
振り返り
すごい勢いで機能追加されている。READMEを見ると and more are coming
とあるので、まだまだ追加されそう。
とはいえ、個人的に便利だと思う機能は一通りあるので、増えすぎてメニューがごちゃごちゃしないかがちょっと心配。
余談
Mac版クローンのほうも結構な速度で開発されている模様。
2022/2/19時点で、オリジナルがGitHubスター8.1kに対し、クローン版は4.2kになっていた。