前回でDocker ToolboxをインストールしたPCを使い始めたが、今度はDocker Quickstart Terminalを実行すると数分間でブルースクリーンが発生するようになった。
その直前にインストールしたAvastが怪しいと思い調べたら、案の定原因だったためメモ。
環境
Windows 10 Home 64bit バージョン1903、VirtualBox v6.0.10、Docker Toolbox v18.03.0。
状況
Docker Quickstart Terminalを実行し、しばらく(10分以内)するとWindowsがBlue Screen of Death(BSoD)で異常終了する。
Windowsのイベントログを見ると、いわゆるKP41。さらに、ダンプファイルも作成中のエラーで作られない。
調査と原因
Avastの「ハードウェアによる仮想化支援機能を利用する」という機能がデフォルトで有効化されており、それが原因の模様。
調べると、同様の事例がたくさん出てきた。
- Latest avast with latest virtualbox cause blue screen of death?
- windows 10 - VirtualBox - Ubuntu 18.04 LTS causing BSOD - AMD Ryzen 7 3750H - Super User
- vagrant と VirtualBox の不調。ゲストOSが起動しない、ブルースクリーンになってしまう | IT業務で使えるプログラミングテクニック
- Androidエミュレーター「Nox」 起動時エラーについて : 徒然なるままに
- Avastアンチウイルス対策による影響 – BlueStacks サポート
- インテル VT-x を有効化する方法 BIOSが反映されない時は – weblog
どうやら、CPUはIntelかAMDかによらず、VirtualBoxやVMware、Androidエミュレーターなど、CPU仮想化を利用するソフトウェアであれば発生する模様。
今回の場合、Docker Toolboxにより、VirtualBoxが起動したことで、BSoDが発生したのだろう。
対応
Avastのコンソールを開き、設定画面より「トラブルシューティング」>「ハードウェアによる仮想化支援機能を利用する」のチェックを外し、Windowsを再起動。
その後、8時間続けてDocker Toolboxを使用したが、BSoDは発生しなかった。
振り返り
Avastのインストール直後に発生したため、あたりは付けやすかったが、そうでなければRyzenとの相性かと思っていたかもしれない。
前述のリンクのなかで、古い情報だと2015年のものがあったため、Avast側の対応は望めなさそう。
また、Hyper-Vではどうなるか不明。ブルスク出ちゃうので、試してみる気にはなれないなぁ...