Avast Antivirusを使っているとSSL証明書のシリアル番号が変わる

SSL証明書の更新確認をしていたが、証明書のシリアル番号がWebブラウザ上で確認した時と異なるという問題が発生。

Avast Antivirusを使っていたのが原因だったのでメモ。

環境

Windows 10 Pro 64bit、Avastのプログラムバージョン「19.5.2378 (ビルド 19.4.4318.494)」、UIバージョン「1.0.370」で確認。

状況

以前の記事の方法で、 openssl コマンドで確認したシリアル番号が、Webブラウザ上で開いた証明書のシリアル番号と異なる。

FirefoxGoogle ChromeMicrosoft Edgeにて確認。

また、Webブラウザで開いた証明書の認証局が「Avast Web/Mail Shield」に書き換えられている。

調査と対応

認証局から、たぶんAvastが何かやっているのだろうと思い調べると、以下の記事が引っ掛かった。

qiita.com

Avast ウェブシールドが証明書のスキャンを行っており、認証局が変わることでシリアル番号も変わってしまっている模様。

上記の記事にて設定の解除方法が記載されているが、現在のバージョンとは設定方法が変わっていた。

他人の端末で作業したので、スクショなどないが、手順は以下。

  1. 「アバスト ユーザー インターフェースを開く」などで、UIを開く
  2. 右上のメニューを開き、「設定」をクリック
  3. 「プロテクション」>「メイン シールド」をクリック
  4. 「シールドを設定:」の「ウェブ シールド」タブにて「HTTPS スキャンを有効にする」のチェックを外す

当初は設定箇所がわからなかったので、「スキャン」で設定画面内を検索したところ引っ掛かってくれた。

HTTPS スキャンを無効化したところ、証明書の認証局が元に戻り、シリアル番号も正しく確認できるようになった。

感想

めちゃくちゃビビったので、こういうのほんとやめてほしい...